海の見えるカフェ

 今日は素晴らしい秋晴れにの天気だった、こんな日は海を眺めたくなる。そこで、いつもの鹿島灘に行った。前から気になっていたカフェが、果たしてオープンしているかも確かめたくなった。このカフェは、海岸近くの高台に建っていて、三方が透明ガラス張りの近代的なデザインである。きっと、ここから太平洋を眺めながらコーヒーを飲んだらどんなに美味しいだろうと完成を楽しみにしていたのだ。

 カフェは完成していて、今月はプレ オープン、来月から本格的な営業を開始するという。早速、入店してコーヒーを注文した。何て気持ちの良いところだろう! 澄んだブルーの空、海岸の緑の松林、今日は風が強いせいか海には白波が立っている。僕は、こんな開放感あふれるカフェを他に知らない。静かな日に、野外のソファーやテーブルで波音を聞きながら太陽の光を浴びたら、どんなに気持ちが良いだろうか。また、ここに来よう。

店内から

 前に来た時は、ツナギを着ていたお兄ちゃんが、今日はパリッとした白シャツに黒のチョッキを着て接客している。そのあまりの違いに別人かと思った。聞いたら本人だった。「馬子にも衣装」とはよく言ったものだ。彼も、僕を憶えていて、親しく店のことなど話してくれた、僕も、忌憚なく「これで、もっとコーヒーが美味ければ申し分無いのだが・・・」と注文を付けた。せっかくの美しい風景や素晴らしい建物なのだからと。彼は「勉強します」と答えた。従業員は、みな地元の若者たちで素直さが感じ良い。

野外のソファー席

メノウを探して

メノウ坑道入口

先週の21日(金)のこと。いつもの3人で、北茨城へメノウを探しに行った。30年前のかすかな記憶を頼りに山道を走った。財布を無くし(見つかった!)、ヒヤヒヤしながら細い山道を抜けて、迷いながらも、何とか杉林の中で瑪瑙ズリの山を見つけた。昔のメノウの廃鉱とそのズリ(屑石)の山である。我々3人は、文字通り、お宝(瑪瑙)の山の上で小躍りして喜んだ。また、メノウ坑道の入り口では大いに感激した。入り口の岩肌にメノウの鉱脈が走っている。そこに水が流れて小さな滝となっている。濡れたメノウが、ますます透明度を増す。「メノウの滝」だ!折からの午後の光がそれを照らしてキラキラと輝く。まわりの岩壁にびっしりと生えた苔の緑が瑞々しい。

拾ったメノウ

この鉱山のメノウは、主に火打ち石として出荷されていた。彫刻家のM氏が作ってくれた火打ち金を使って、実際に試してみた。カチカチと石に打ち付けると、火花が飛び散る。でも、この火花で日常的に火を起こすのは難しい。では、どうしたのかが宿題として残った。

岩壁の仏頭状のメノウ

秋の林道

しばらく振りに、ブログを更新する。この間、遊びや野暮な用事に忙しくて、なかなかパソコンに向かう気が起きなかったのだ。忘れないうちにアップする。

 一つ目は、16日(日)に、毎月実施している筑波山周辺の植物観察会で仙郷林道を歩いた時に見かけた花である。このルートの道脇にはアケボノソウとサラシナショウマが花盛りだった。アケボノソウが変わっているのは、真っ白な花弁の上に緑色した蜜の出る点がある(写真)。なぜ、こんなところに蜜腺があるのだろうか?可笑しかったのは、その点ごとに小さなアリが集って蜜を盗んでいる。受粉のために、秋が深まって少なくなった昆虫たちを呼ぶためにあるのだろうが、アリはその役割をしそうにない。

アケボノソウ

サラシナショウマ

オオゲジが遊びに来た

 小屋にはいろいろな生き物が現れる。可愛いのもいれば怖いのもいる。いつも枕元に『小学館の図鑑 NEO ー 昆虫 ー』を置いておき、いつでも正体が調べられるようになっている。結構、これが楽しい。虫たちは、暇を持て余している僕の良き遊び相手になってくれる。

 今夜は、昆虫ではないが、オオゲジが遊びに来てくれた。いわゆる、ゲジゲジだ。長い脚と触覚を持ち、いかにも強面の虫だが、性質は穏和で人間には害を与えない。むしろ、ゴキブリや蛾などの小昆虫を捕食してくれる有難い存在だ。捕まったら、長い足を自ら切って逃げる。見掛けだけで損をしているかわいそうな奴だ。