新緑の青柳

いま、山小屋のある八郷・青柳は、一年で最も美しい季節を迎えています。田んぼに水が入り、田植えの準備も整いました。もうすぐ、一家総出で田植えが始まります。

いまの青柳から

僕がコーヒーを淹れている『BookCafe えんじゅ』にもいらして下さい。

今日の散歩 ー 胎安神社

昨日の雨で濡れた新緑の木々が美しいので、かすみがうら市西野寺にある「胎安神社(たやすじんじゃ)」周辺を散歩した。この辺りは、鬱蒼とした樹木と大きな屋敷が多く、どことなく歴史を感じさせる。その中に、巨木に囲まれた胎安神社はある。創建は奈良時代、天平宝字六年(763年)だというから、相当に古い神社である。天喜二年(1055年)に、源頼義・義家父子が、奥州征討の際に立ち寄って、都に残した御内室の安産を祈願したという。以来、この神社は安産を祈願する人が絶えない。

参道(この先は消えている)

 御神木として、今でも本殿東側に「子持ち松」がある。これは、石(子)を抱いた松であり、明治時代に枯れてしまったが、今でも大切に枯れ株が保存されている。「月々に子持ちの松をいだきなば、子なき婦人も子持つとしれ」と歌われているように、子宝を希望する女性が参詣している。

子持ち松(石を抱いている)

 神社の裏側の林を抜けたら、タンポポが咲き、草が青々と広がる畑に出た。その先に、林を背をった大きな屋敷が見えた。僕は、こうした何でもない風景がたまらなく好きだ。静かな風景、平和で安定した人々の暮らし・・・。

林を抜けると
大きなお屋敷

一本桜の開花

2月23日のブログで「加茂の一本桜」を紹介した。そこで開花したら掲載すると約束した。昨日、約束を果たすべく訪れた。この山桜は赤味のある新葉に小振の花弁である。陽当たりが良いせいか、すでに花も盛りを過ぎて、散り始めていた。しかし、その孤高の姿は威厳に満ちていた。樹齢は三百年は過ぎているだろう。

桜の古木を巡って

 先日、見に行った枝垂れ桜が、その後、どこまで開花したか気になって仕方がない。そこで、またもや同じルートで確認してきた。

 本戸の民家の庭先にある枝垂れ桜は満開だった。この桜は、樹形も端正な形をしていて、樹勢も良く、毎年、見事を花を咲かせてくれる。僕はこの季節になると毎年必ず見に行くので、すっかり家の人とも顔馴染みなっている。いつだったか、座敷に誘われてご飯まで頂いてしまった。

 次は、宍戸の光明寺の桜である。前回、紹介した時はまだ咲き始めたばかりだったが、今日行ったら見事に咲いていた。この寺には、「大おばあちゃん桜」と「おばあちゃん桜」の二本がある。二本とも矍鑠(カクシャク)としていて、まだまだ上品な色気を大いに発散していた。この桜が、僕の庭の桜の「母親」だという経緯は、ノートの木の話に書いておいた。

 こちらは、途中の本戸小学校跡地で、桜の木の下でゲートボールをに興じるおばあちゃんたちだ。ここは、周囲を山に囲まれた高台で眺めが素晴らしい。さらに、校庭の周りをぐるりと染井吉野桜の古木が囲んでいる。今、花は八分咲き程度だったが、あまりに、気持ちの良いところなので、おばあちゃんたちの競技を見ながら、コーヒーを沸かして飲んだ。(色気は光明寺の方が勝る ー 笑)